#16 瑞牆山 episode-4/4
最後の岩場を超えると、
コースタイムより時間はかかりましたが、ようやく頂上に辿り着きました。
山頂は巨石の集合体となった岩場で、数十人は休める広いスペースになっています。そうはいっても岩が突き出た上の部分なので、下まで断崖となっている背筋がゾクゾクとする光景です。
大ヤスリ岩も眼下に見えます
そして、山頂に着くとほぼ同時に空全体に雷鳴が鳴り響きました。登っているときから何となく怪しい雲行きが気になっていたのですが、午前中に登った金峰山方面の空は黒い雲で覆われていました。その黒い雲の下には金峰山の五丈石も見えました。午前中はあそこに登っていたので、かなりの距離を移動してきたのだと思いました。
金峰山方面の雲は真っ黒でした
八ヶ岳方面には青空が広がっていましたが、とにかく急な土砂降りに降られるかもしれないので、山頂には数分しかいないで写真だけ撮ってすぐに下山を始めました。
疲れはありましたが、ハイペースで沢まではほぼ休みなく一気に下ってきました。雨もなんとか持ち応え、ペットボトルの水も足りたので一安心でした。沢の横にあるベンチで休憩した後、ここから少し登って富士見平小屋まで戻ってこれました。
沢の手前で休んで、ここからの登りに備えます
足取りも重く小屋まで戻ってきました
そして、あまりの疲労度にベンチに飛び込むように横になり、30分程その状態で動かないで少し眠りました 。他の登山者が近くのベンチにいましたが、気が付くともう誰もいなく、瑞牆山荘の駐車場まで40分程下山しました。
下山途中に撮った山頂はまだ晴れていました
猛暑日となるような暑い日に1日で2つの登山はかなり堪えましたが、帰りに寄った温泉で寛ぐと大きな達成感と爽快感がありました。
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