筑波山 episode-3/4 ~Japanese 100 Great Mountains~
筑波山は奇岩が有名な山で登山中に不思議な形の岩や10mを超える巨石がいくつも見られます。
これらの岩には名前があり、神話や歴史と関わっていて、どれも神秘的に感じられます。
以下にいくつか奇岩を紹介します。
■弁慶七戻り
猛者と恐れられた弁慶でさえ、頭上の岩が今にも落ちてきそうで7回戻ったと言われています。
■母の胎内くぐり
岩を母の胎内に見立て、この岩をくぐり抜けることで生まれた姿に立ち返ることを意味した奇岩です。
実際に試してみましたが、大人だとくぐり抜けるのは一苦労でした。
■出船入船
石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見えることからこの名が付きました。航海の安全を願う船玉神を祀っています。
■陰陽石
二つの巨石を相反する陰と陽に見立てこう呼ばれています。
■国割り石
神々が集まりこの石の上に線を引いて、それぞれの行くべき地方を割り振ったと言われています。
■北斗岩
天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しています。
■大仏岩
高さは15mあり、大仏が座っているように見えます。
■屏風岩
素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っています。
■セキレイ石
この石の上にセキレイという鳥が止まり、男女の道を教えたと言われています。
■ガマ石
ガマガエルの形をした岩で、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所と言われています。
石を投げて口に入れば願いが叶うそうで、すでにいっぱいありました。
主な岩の位置です。
まだ他にもありますが、筑波山はこのような奇岩が多いので楽しみながら登ることが出来ます。
episode-4/4へつづく
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