ラスコー展

知人が世界遺産検定を受けるという話を聞いて、自分も久しぶりに世界遺産に触れたくなり、そういえば上野の国立科学博物館で「ラスコー展」がやっているのを思い出し観に行ってきました。

lascaux_p.jpg


ラスコーとは、2万年前頃にクロマニョン人によって描かれた壁画がある洞窟です。1940年に4人の少年が偶然発見しましたが、その後一般公開となり見学者が増え続け、呼吸などで壁画が劣化してしまい1963年には閉鎖となってしまいました。その後、1983年には洞窟を複製し、「ラスコー2」という名称で公開されています。

世界遺産には「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」という文化遺産として1979年に登録されました。


今回のラスコー展は、3次元レーザースキャンの最新技術や手作業で精密に復元された実物大の壁画、クロマニョン人の芸術性が分かる道具や彫像など、見どころはかなりあります。


こちらは実物大の壁画で展示室の明かりが消えると、青い光で壁画が浮かび上がるのが神秘的でした。

lascaux.jpg


今回の世界的な巡回展示は「ラスコー3」と呼ばれていて、2012年からボルドー、ブリュッセル、パリ、ジュネーブ、シカゴ、ヒューストン、モントリオール、ソウル、そして東京と巡回中です。


2016年12月15日にはフランスに「ラスコー4」と呼ばれる芸術センターがオープンする予定で、最新のデジタル通信機器を取り入れた解説端末や、オリジナル洞窟の原寸大複製でラスコー壁画芸術に対する理解を深めることができるそうです。


この「ラスコー展」が東京で見れるのは、2017年2月19日まで。歴史や芸術が好きな人にはおススメです。


スポンサーサイト

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

最近あるメールのやりとりでこの名前が出てきたので紹介したいと思います。

スペイン北西部にあるガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラはイエスの十二使徒の一人である聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の遺骸が発見されたという伝説からローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地とされています。

おもにフランス各地からピレネー山脈を経由してスペイン北部を通る道で1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として世界遺産に登録され、道の世界遺産として知られています。フランスからピレネー山脈を越えて800kmの道が舞台です。
400px-Stjacquescompostelle.png
かつては全ての罪が許され天国への門が開かれると信じて巡礼していましたが、今では宗教色は薄れ自転車で走ったり、観光だけに来れるようになっています。

sant01.jpg
こんな道を永遠歩いて行きます。

200px-Basílica_de_Santiago_02
巡礼路の終着地にはこの大聖堂

以前、この道を踏破するつもりで色々と資料や本を買い揃えて準備していました。全部歩くと最低1ヵ月はかかるというので、そのときはタイミングが合わずに行けませんでした。今は日の目を見るまで書棚で眠っています。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」に関しては、いくつも本や映画がありますが、この作品はお薦めです。マーティン・シーン(チャーリー・シーンの父)主演で、偶然の出会いもあり4人で目的地である大聖堂を目指します。それぞれの思いで歩き続けますが、目的地にたどり着くことだけを目的にしていたのが、だんだんと目的地にたどり着くまでの過程が重要なのだと彼の心に変化が生じてきます。
hoshi_tabi.jpg
それに、とにかく景色が素晴らしいので巡礼の旅に行きたくなります。

富岡製糸場と絹産業遺産群

昨年、世界遺産に登録されてから行かねばと思っていましたが、週末の出張のついでにちょっと足を延ばして寄ってきました。

W1024Q75_IMGP0509.jpg

以前、世界遺産検定を受けていた頃は登録されている日本の世界遺産はかなり勉強しましたが、富岡製糸場はその頃は暫定リストに登録されていたので歴史で習ったような知識ぐらいしかありませんでした。簡単に言うと、19世紀後半から20世紀の日本の養蚕・製糸分野の技術で、絹を世界に広め技術革新を示した絹に関する遺産です。

簡単に中の様子を。

操糸所
W800Q75_IMGP0443.jpg
繭から生糸を取る作業が行われていた場所で世界最大規模というだけあって、繰糸器の数には圧倒されました。

東置繭所
W800Q75_IMGP0433.jpg
1階は作業場、2階は乾燥させた繭を貯蔵するのに使われていました。


蚕が繭を作っている様子も間近で見られます。虫が苦手な人はダメですね。

首長館(ブリュナ館)
W800Q75_IMGP0467.jpg
指導者として雇われたブリュナが家族と暮らしていた住居。

寄宿舎
W800Q75_IMGP0470.jpg

富岡製糸場の敷地はサッカー場7面分とかなり広いですが、見学できる順路は限られていて順路も効率よくそれほど時間はかかりませんでした。すぐ裏には川が流れ豊かな自然の中にありながら、近代日本を象徴するような圧倒的な存在感がありました。

製糸場以外にも近代養蚕農家の原型の田島弥平旧宅、海外に技術を広めた民間養蚕教育機関である高山社跡、蚕種貯蔵施設の荒船風穴も構成資産として登録されているので、次回はじっくりと訪れてもっと歴史を勉強したくなりました。
W800Q75_IMGP0478.jpg

白城同盟

先々週の「世界ふしぎ発見!」はこのテーマ。城好きには見逃せない内容でしたが、公開テスト前日だったので録画しておきました。
20150920041855871.jpg

実際に2つとも訪れたことがありますが、どちらも評判どおりの素晴らしさでした。

ノイシュバンシュタイ城は築城主のバイエルン国王ルートヴィヒ2世が中世の城を真似して、神話や伝説の世界を形にしようとして、国費を費やして築いた城です。
20150920041924575.jpg
行ったときは個人では見れず英語のガイド付きツアーで解説はさっぱりでしたが、とにかく美しさに感激でした。

一方、5年半の歳月をかけて平成の大修理を終えた姫路城は真っ白い姿に生まれ変わりました。
20150920042004437.jpg

20150920042030134.jpg
2~3年で漆喰にカビが生えて元通りになるそうで、真っ白な状態を見るのは今しかありません。白鷺城とも呼ばれる姫路城のこの白さは白い漆喰を塗ることによって防火性を高めているとのことで、見た目の美しさよりも要塞としての強さの表れなのです。

また、城主である池田輝政の家紋はアゲハチョウですが、今回の修理で1枚だけ逆さまのものが見つかりました。
20150920042052172.jpg
完成したら建物の崩壊が始まるという考えからわざと逆さにして未完成の状態にしておいて、城の繁栄を願ったのではないかと見られています。

この知名度、人気において断トツのノイシュバンシュタイン城と姫路城が今年の3月に友好協定を結び、観光促進と交流強化に向けて提携することになりました。
20150920042110954.jpg

ちなみに、姫路城は言わずと知れた世界遺産ですが、ノイシュバンシュタイン城は世界遺産に登録されていません。ルートヴィヒ2世が理想を追い求めて作ったいわば趣味のお城なので、世界遺産の登録基準である文化的意義にそぐわないのだと思います。

世界遺産登録!

世界遺産検定でマイスターを取得してからは、いわゆる世界遺産の試験用の勉強はしなくなりましたが、世界遺産に興味がなくなることはありません。現在、ドイツのボンで第39回世界遺産委員会が開催されており、すでに速報で盛り上がっておりますが、日本にまたひとつ世界遺産が増えることになりました。

「明治日本の産業革命遺産」です。
Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining

九州の5つの県と山口、静岡、岩手の各県にある23の資産で構成されていて、幕末期の西洋技術の導入やその後の鉄鋼・製鉄、造船、石炭産業の近代工業化の過程を示す資産として顕著な普遍的価値を有していると評価されました。

wh-meiji.jpg
(引用:NHK NEWS WEB)

今回の世界遺産委員会では24件の新しい世界遺産が誕生し、全世界遺産の登録件数は1,031件となりました。毎年増えていくので全部行くのは無理でしょうが、せめて日本国内のだけでも全部周りたいですね。今回の登録物件に関しては、こちらのストリートビューで少し見ることが出来ます。

また、世界遺産といえばThe BBBの柴犬Momoが日本の世界遺産を巡る旅は、英語の勉強にもなって面白いし、そのかわいさに癒されるのでおススメです。(無料で読めます)

プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
※毎週木曜更新

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる