丹沢山 episode-3/5 ~Japanese 100 Great Mountains~

蛭ヶ岳の登頂は健脚の人であれば日帰りでも行けなくはないですが、今回は塔ノ岳にある尊仏山荘という山小屋に泊まると決めていました。
003-2.jpg  
それは、以前、雲取山荘で出会った登山客にここの山小屋の良さを聞いていたからです。まず、山小屋からの眺望がいいので、夜は街の夜景が素晴らしく、これを目的に泊まる人も多いそうです。それから、ここの山小屋の食事は、夕食はカレーライス、朝食はおでんと決まっているので、そこにも魅力を感じました。これまで山小屋でおでんを食べたことはありません。
というわけで期待が膨らむ山小屋ですが、実際はどうだったのでしょうか!?

山小屋の名前は、山頂にかつてあった尊仏岩という巨岩にちなんでいるそうですが、今は山小屋の前に小さな仏の像が並んでいます。
W1440Q70_20170605_052857.jpg 
山小屋の中の様子は、
W1440Q70_20170605_055913.jpg
入口を入るとすぐ売店と談話できるスペースがあります。山小屋に入ったときは既に御一行様が宴会状態で盛り上がっていました。(写真は静かな朝に撮りました)

W1440Q70_20170604_155423.jpg
2階が寝るスペースになっています。

W1440Q70_20170604_155516.jpg

W1440Q70_20170604_155419.jpg
2階の窓から見る山頂の様子。

150人収容出来ますが、今回も土日を外して泊まったので、自分を含めてソロの登山客3人と14人程のパーティーだけでした。そして部屋も貸し切り状態で使うことが出来ました。

W1440Q70_20170604_181803.jpg
2段ベッドが2つある部屋を一人で使えて、快適に過ごせました。

1泊2食付きで6,500円なのでかなりリーズナブルだと思います。夕食は17時半からで、相席の机で山の話をしながら食べました。しっかりと煮込んだカレーが染み渡り、おかわりが自由なのも嬉しいです。
W1440Q70_P6040587.jpg
山小屋前で写真を撮っていると「ごはんですよー!!」と大声で叫んで教えてくれました。

W1440Q70_20170604_181516.jpg
山小屋で食べる食事は何でもおいしいですが、このカレーも最高でした。

だんだん暗くなってくると、街の明かりが徐々に付き始めます。19時半頃、だいぶ暗くなって外に出ると、そこには想像以上に素晴らしい夜景が広がっていました。
W1440Q70_20170604-P6040621.jpg
相模湾方面で、中央付近に江の島が見えています。

W1440Q70_20170604-P6040650.jpg
北側の横浜方面。こっちは山小屋の2階の窓からしか見えないと思いますが、あったかくしてじっくりと眺められます。

空は雲が出てきて星は見えませんでしたが、その代わりに夜景を楽しむことが出来、いつまでも飽きることなく見ていました。


episode-4/5へつづく



The BBBのFacebookサイトで毎週木曜更新(英語版)





スポンサーサイト

丹沢山 episode-2/5 ~Japanese 100 Great Mountains~

別名「バカ尾根」の大倉尾根をひたすら登っていくと、非常に見晴らしのいい場所にある花立山荘があります。ここはボッカ駅伝のゴール地点にもなっていました。
W1440Q70_20170604-20170604_073736.jpg


W1440Q70_20170604_074713.jpg 
かわいい犬を連れてきてる方もいました。

頂上までのラスト1km近くは少し急な登りになります。大倉を登り始めて3時間半近くかかって、ようやく塔ノ岳の頂上(1,491m)に辿りつきました。
003-2.jpg

大倉からの標高差は約1,200mにもなります。頂上は開けていて、相模湾、富士山、南アルプスも一望できるので、これまでの疲れは一気に吹き飛ぶことでしょう。
W1440Q70_20170605_052834.jpg



山小屋の前には塔ノ岳の大きな山頂標識があり、周囲は広範囲に木製の段差が設置されているので、混雑を気にせず食事や休憩をすることが出来ます。
W1440Q70_20170604_081809.jpg

W1440Q70_20170604_172642.jpg

食事を取りながらゆっくり休んで、次は丹沢の最高峰となる蛭ヶ岳を目指します。ここからは登山客もだいぶ減って登りやすく感じますが、これまでの疲れもあるので焦らずマイペースで登っていきます。

1時間ちょっとで丹沢山の山頂(1,567m)に到着します。ここは開けた場所になっていますが、周囲を木に囲まれ眺めは良くありません。
W1440Q70_20170604_095520.jpg

そして、少し休んで再び蛭ヶ岳を目指します。蛭ヶ岳の山頂と山小屋は途中で登山道からはっきり見えます。奥の山の頂上には蛭ヶ岳山荘も見えています。
 W1440Q70_20170604_111753.jpg

W1440Q70_20170604-P6040555-2.jpg 

アップダウンを繰り返してようやく丹沢の最高峰となる「蛭ヶ岳」へ。
W1440Q70_20170604_113105.jpg
これぐらいのちょっとした岩場は2ヵ所程出てきました。

W1440Q70_20170604-20170604_123338.jpg
蛭ヶ岳の山頂は丹沢最高峰でありますが、登山客も少なく塔ノ岳ほど賑わっていません。日帰りだと時間が厳しいので塔ノ岳で満足する人が多いのもしれません。
6時間以上登ってきましたが、再び塔ノ岳に戻って今回は尊仏山荘に泊まろうと思います。

episode-3/5へつづく



The BBBのFacebookサイトで毎週木曜更新(英語版)


丹沢山 episode-1/5 ~Japanese 100 Great Mountains~

これまで何度か訪れたことのある丹沢に行ってきました。丹沢は神奈川県西北部の山塊の総称であり、神奈川県の約6分の1を占めるほど広範囲に渡っています。
百名山登頂のガイドラインとしてはその山塊の中で一番高い山頂を登ることと言われているので、今回は丹沢の中の最高峰である蛭ヶ岳(1,673m)を目指しました。
plan.jpg

丹沢は電車とバスの交通のアクセスもよく、頂上からの見晴らしがいい為、非常に人気のある山です。丹沢の主な登山口としてはヤビツ峠と大倉が一般的で、蛭ヶ岳を目指すには塔ノ岳、丹沢山を超えていく必要があります。
map1.jpg
ヤビツ峠からはアップダウンが激しく、大倉からは単調な登りが永遠と続きます・・

map2.jpg
塔ノ岳から丹沢山を越えて蛭ヶ岳を目指します。大倉からの標高差は1383mにもなります。

前回はヤビツ峠から登ったので今回は大倉から登ることにしました。1日で9時間以上は歩く予定なので朝4時半に大倉に到着し5時頃登り始めました。
W1440Q70_20170604_040425.jpg
高速を飛ばして自宅から1時間半程で大倉の登山口に到着。もっと早く出るつもりでしたが、アクセスがいいので助かりました。

W1440Q70_20170604_044811.jpg
バス停にもなっている秦野戸川公園が大倉の登山口。ビジターセンターなど様々な施設があります。
この日はボッカ駅伝も開催されるようです。

10分程車道を歩くと登山道が現われ、本格的に山に入っていきます。
W1440Q70_20170604_050101.jpg W1440Q70_20170604_050625.jpg W1440Q70_20170604_053526.jpg

この大倉からの登山道は木の階段があり、よく整備されていて危険な箇所はありませんが、ひたすらゆるやかで長い登りが続くので別名「バカ尾根」とも呼ばれています。
W1440Q70_20170604_054707.jpg 

W1440Q70_20170604_071732.jpg 
こう呼ばれるのも分かる気がする程、本当に長く、果てが見えない階段を見る度に意気消沈しそうになります(;´Д`)

途中に山小屋がいくつかあるので、あせらず休みながら登っていきます。
W1440Q70_20170604_054516.jpg
ボッカ駅伝の中継地点になっているので、準備をしていました。

しばらく登り続けて振り返ると、はるか向こうまで海が見渡せるので癒されます。もし曇りで何も見えない状態だったら、と考えるだけで ぞっとします。
W1440Q70_20170604-20170604_073833.jpg 

episode-2/5へつづく



The BBBのFacebookサイトで毎週木曜更新(英語版)

筑波山 episode-4/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

頂上付近の御幸ヶ原で自然研究路を1時間程歩いて下山しましたが、まだ午前中で天気も良かったので、車で10分程の筑波山神社に向かいました。
W1440Q70_Fotor_149755783269273.jpg
この筑波山神社は茨城県を代表するパワースポットとしても知られています。

W1440Q70_20170501_090535.jpg 
筑波山は男体山・女体山からなる双耳の山頂で、それぞれイザナギ(夫/兄神)とイザナミ(妻/妹神)の神を祀っています。
この二神が山頂の天浮橋(あめのうきはし)と呼ばれる橋に立ち、手にした鉾の先から滴を垂らすと、それが日本の国になったと古事記に記されています。
W1440Q70_20170501_063111.jpg
祠の右に見える小さい橋が天浮橋。

そして、イザナギとイザナミが結婚した後、神々を産み、国産みをされたことから、筑波山神社は縁結び、夫婦和合、家内安全、子授けなどのご利益があると言われています。
W1440Q70_20170501_091608.jpg 

また、筑波山神社で祈祷された石を持って、頂上付近にある「大石重ね」と呼ばれる特定の場所に、その石を積むと願いが叶うと言われています。
W1440Q70_20170501_071812.jpg

御幸ヶ原の自然研究路には以下のような看板がいくつもあり、筑波山をより深く知ることが出来ます。
W1440Q70_20170501_073043.jpg

W1440Q70_20170501_071538.jpg


入り口から境内は非常に広く、階段を登りいくつかの門をくぐって、ようやく本殿に至ります。
W1440Q70_20170501_092918.jpg

W1440Q70_20170501_092705.jpg

W1440Q70_Fotor_149755834541186.jpg
この神社から山頂を目指す登山者が登る前に祈願していく姿が多く見られます。



筑波山シリーズ完(次回は丹沢山)



The BBBのFacebookサイトで毎週木曜更新(英語版)

筑波山 episode-3/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

筑波山は奇岩が有名な山で登山中に不思議な形の岩や10mを超える巨石がいくつも見られます。
これらの岩には名前があり、神話や歴史と関わっていて、どれも神秘的に感じられます。
以下にいくつか奇岩を紹介します。

■弁慶七戻り
猛者と恐れられた弁慶でさえ、頭上の岩が今にも落ちてきそうで7回戻ったと言われています。
W1440Q70_20170501_055928.jpg

■高天原(たかまがはら)
神々が住む高天原の名前が付けられている岩で、階段の先には 天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る稲村神社があります。 
W1440Q70_20170501_060110.jpg

W1440Q70_20170501_060317.jpg

■母の胎内くぐり
岩を母の胎内に見立て、この岩をくぐり抜けることで生まれた姿に立ち返ることを意味した奇岩です。
W1440Q70_20170501_060428.jpg

W1440Q70_20170501_060501.jpg
実際に試してみましたが、大人だとくぐり抜けるのは一苦労でした。

■出船入船
石の姿がまるで出てゆく船と入ってくる船が並んでいるように見えることからこの名が付きました。航海の安全を願う船玉神を祀っています。
W1440Q70_20170501_061053.jpg

■陰陽石
二つの巨石を相反する陰と陽に見立てこう呼ばれています。
W1440Q70_20170501_060650.jpg

■国割り石
神々が集まりこの石の上に線を引いて、それぞれの行くべき地方を割り振ったと言われています。
W1440Q70_20170501_061013.jpg

■北斗岩
天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しています。 
W1440Q70_20170501_061418.jpg

■大仏岩
高さは15mあり、大仏が座っているように見えます。 
W1440Q70_20170501_062241.jpg

■屏風岩
素箋鳴尊(すさのおのみこと)を祀っています。
W1440Q70_20170501_062102.jpg

■セキレイ石 
この石の上にセキレイという鳥が止まり、男女の道を教えたと言われています。
W1440Q70_20170501_064150.jpg

■ガマ石
ガマガエルの形をした岩で、永井兵助が「ガマの油売り口上」を考え出した場所と言われています。
石を投げて口に入れば願いが叶うそうで、すでにいっぱいありました。
W1440Q70_20170501_074832.jpg



20170609_235617-2.jpg
主な岩の位置です。
まだ他にもありますが、筑波山はこのような奇岩が多いので楽しみながら登ることが出来ます。

episode-4/4へつづく



The BBBのFacebookサイトで毎週木曜更新(英語版)

プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
※毎週木曜更新

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QR
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる