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谷川岳 episode-4 ~Japanese 100 Great Mountains~

標高が上がると風も強まってきたので、アウターを着て防寒対策をしました。登山道が巨大な急斜面になってくるとピッケルを雪に刺して登っていきます。

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ようやく山小屋前の標識が見えました。看板には霧が付着し、風下に流れるように凍り付いていました。山の世界ではよく「エビの尻尾」と呼んでいます。

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風下に凍った状態がエビフライの尻尾に例えられます
 
そして、近くにある山小屋はほとんど雪で埋まっていて、中に入ることも出来ない状態でした。

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11月上旬から4月下旬までは閉鎖される肩の小屋
 
そこから15分程登って行くと「トマの耳」(1963m)と呼ばれる頂に出ます。谷川岳は2つの山頂が並ぶ双耳峰(そうじほう)と呼ばれる特徴のある山の形をしていて、その先にもう一つ「オキの耳」(1977m)と呼ばれる頂があります。

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「トマの耳」の山頂標識の上には雪で作った見事なダルマが置かれていました。

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トマの耳山頂
 
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この日、FBでこの雪ダルマの作者が投稿していて、ダルマ形の高崎弁当の器で作ったとのこと
 
ここから見える谷川岳の最高峰となる「オキの耳」の山頂はとてもかっこよく聳え立っていて、山頂付近には登山者も多く、ピークの前で列が出来ているようでした。

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斜面にはバックカントリーでスキーで滑り降りた跡が見えます
 
「トマの耳」から「オキの耳」へは、一旦急な斜面を降りてからなだらかな斜面を登っていきます。最後の登りは結構きつくて、脚の筋肉が痙攣して思うように登れませんでした。

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それでもゆっくりと登り、山頂手前まで来ると山頂には1人の登山者しかいなくなっていました。ロープウェイの最終時間もあるので早めに下山したのでしょう。

登頂するときは丁度、入れ替わる感じで運よく山頂は独り占めの状態となり、山頂標識の横にピッケルを刺して写真を撮ったり、動画を撮ったりする余裕もありました。他の登山者がいたらこうも出来なかったのでタイミングに恵まれていました。

W1920Q70_LRM_EXPORT_20190113_131239.jpgオキの耳山頂

episode-5へつづく



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谷川岳 episode-3 ~Japanese 100 Great Mountains~

ロープウェイを降りるとスキー客はリフトへ向かい、登山客はアイゼンを装着したり、雪の上を歩けるワカンやスノーシューを付けて登山の準備をします。

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自分はワカンやスノーシューを持っていなかったのでアイゼンだけ装着して登り始めました。雪道のトレースを外れると深く足が埋まってしまう ので、出来るだけ靴跡で踏み固められた雪の上を歩いていきます。

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人が一人通れる程のトレースが続くなかで、10人以上のパーティーもあり、まるでアリの行列のように続いて渋滞となる箇所もありました。天気も良く風もほとんどなかったので、登っているとすぐに暑くなり、服の調節をしながら登っていきます。

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周囲の雪山の景色が美しくて 、つい何枚も写真を撮りながらゆっくり登っていきました。

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しばらくして、少し傾斜のある斜面にさしかかり青空を背景にした広大な雪山を眺めながら登っていると、ふとこの光景に懐かしさを感じました。

それは山に興味を持つきっかけになった風景 を思い出したからと気付きました。小学生の頃、ある夏の日にふと見上げた青空に浮かぶ白い入道雲が雪山に見えて、いつかあんな場所を登ってみたいと思ったことがありました。

そして、今見ている光景がまさにその時に見た空と雲と重なり、急にその時の記憶にフラッシュバックしました。あのときの空の風景は今でもはっきり覚えていて、今登っている景色を見ながら「ああ、これだったんだ 」と、この景色が見たくて山に興味を持ったことを思い出して不思議な感動がありました。

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episode-4へつづく



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谷川岳 episode-2 ~Japanese 100 Great Mountains~

谷川岳へはロープウェイを利用して登るのが一般的です。そのロープウェイ乗り場となる谷川ベースプラザは6階が乗り場になっていて、他の階は1000台以上は停められる巨大な立体駐車場となっています。この時間帯は1階のみ駐車可能で既に何台か駐車してありました。

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ロープウェイが動くまで時間があるので、ここで再び仮眠しました。6:30頃、雪山用の服に着替え、登山の準備を始めました。雪山用に膝下につけて雪の侵入を防ぐゲーターを付け、アイゼンはザックの中にしまい、ピッケルをザックの背面に装着しました。

7:00前になると何組かの登山者が動き出したので自分も後に続きました。ロープウェイが動くのは7時からだと思っていましたが、この時期は8時半からでした。

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それでも、既にチケット売り場の前には数人のザックが置かれていました。だいぶ時間があるので、建物の外に出て写真を撮ったり、車で充電をしたり時間をつぶしていると、徐々に長い列が出来てきました。

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コンディションも良さそうです
 
この谷川岳はロープウェイの終着点の天神平にスキー場がある為、スキー板やボードを持った人たちが目立ち、6-7割ぐらいはスキー客という感じでした。8:30前には窓口が開き、早めにチケットを買って、ロープウェイ乗り場へ向かいました。

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ロープウェイは3分おきに出ていて、10人ぐらいずつ乗って行きます。天神平へは15分程で到着しました。

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ここには何回か来ていますが、これだけの雪の時期に来たのは初めてで、美しい雪山に見とれて夢中で写真を撮りました。

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天神平に到着するとお迎えがありました(^^)

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積雪は210cm
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episode-3へつづく



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谷川岳 episode-1 ~Japanese 100 Great Mountains~

2019年の初登山は雪山に登るつもりで、登れる候補日の天気と雪の状況を気に掛けていました。1月初旬、東京から近い山梨県の山も候補にしていましたが、雪がそれほど積もってないようだったので、アクセスが良くて行きやすい谷川岳へ登ることにしました。

谷川岳は2000mに満たない標高ですが、11月頃からは雪が積もり出し、1月にもなると完全な雪山となります。谷川岳は晴天率の低い山で、過去に何回か登っていても晴天に恵まれなかったですが、今回は晴天の日が続き当日の予報も良さそうだったので期待出来そうです。

前日の夕方から関越道で群馬県へと向かいました。時間も余裕があったので、目的地手前の前橋辺りでアウトドアのお店へ寄り道をしました。

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山の道具などを少々買い物
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近くにラーメン屋を見つけたので、飛び込んでみました
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あっさりとしたスープのラーメンとモチモチの餃子で満腹です

それから、一般道路で赤城山の麓を通って向かいました。夜空も晴れていて、輝く星空を撮影しようと思っていい場所を探していると、眼下に街の夜景を見下ろせるスポットがありました。畑が広がる道路脇に車を停めて真っ暗闇の中で何枚か撮りました。

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周りが暗すぎて不気味だったので早々に移動

しばらく車を走らせるとコンビニがあり、その駐車場が広くて周囲の明かりも少なかったので、ここでも何枚か撮影しました。さらに少し進んだ別の場所から街の夜景と星空が撮れる場所を見つけて撮りました。

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それから、赤城ICから再び関越道に乗り、赤城高原SAで車中泊することにしました。エンジンは切るのでエアコンは効かずかなり冷え込みます。何枚も着込んで寝ましたがそれでも寒く、夜中に何回か目を覚ましました。

明け方に車を走らせ、5:30頃にロープウェイの出発点となる谷川ベースプラザへ到着しました。

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路面は凍ってませんが、雪はこれくらいありました

episode-2へつづく



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浅間山 episode-5 ~Japanese 100 Great Mountains~

前掛山からは左手に外輪山を見ながら下っていきます。この外輪山は黒斑山をはじめとしていくつかの頂が連なっていて巨大な壁のように見えました。
これからその切り立つ壁の上を縦走するので非常に楽しみです。

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右側の崖を登って左の端まで縦走します
 
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前掛山からの下り道

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下山してきました
 
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下から見上げる浅間山
 
先ほどの「賽の河原」の分岐点までやってきて、外輪山方面の「Jバンド」と呼ばれる崖へと向かいます。

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途中でトレランの人とすれ違いましたが、ここを走るのは気持ち良さそうです
 
「Jバンド」までやってきました。名前の由来は諸説あるようですが、登山道の地形が「J」の字の形をしているからだと言われているようです。「落石注意」の看板もあり、ここで滑落事故があったらしいので慎重に登って行きました。

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このような崖を登って行きます
 
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無事に登れました
 
登り切って見えた景色は日本とは思えない荒涼とした裾野が広がる迫力あるものでした。

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さっき通った登山道もはっきりと分かります
 
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アメリカの荒野を思わせるような風景でした
 
この後は特にきつい登りもなく、しばらくは縦走して行けるので、景色を存分に楽しめました。この外輪山から見ると、今朝からこれまで通ってきたルートが全て分かりました。

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この外輪山は仙人峠、蛇骨岳、黒斑山と頂が続いて、そこを縦走し、再び「トーミの頭」まで戻ってきました。

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このような縦走路を進みます

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「仙人峠」
 
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「蛇骨岳」
  
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途中から見えた「トーミの頭」と「黒斑山」 

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「トーミの頭」をズームで撮ると人影が見えました
 
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縦走路の右はずっと、このような雲海が続いていました

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「黒斑山」
 
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再び「トーミの頭」へ

雲海もまだ広がっていて、今日のように一日中雲海を眺めて登山をしたのは初めてのことでした。

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駐車場には14時半頃に戻ってきて、今朝、雲海を眺めた高峰高原ホテルの日帰り温泉に寄りました。浴場はガラス一面の壁で雲海と八ヶ岳を見れて、しかも自分以外に人はいなくて貸し切り状態だったので、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

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今回、浅間山の噴火警戒レベルが引き下げられ、このタイミングで無事に登りに来れたので良かったです。同じ活火山の草津白根山の噴火警戒レベルに注意しながら、こちらも登れたらと思います。

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浅間山シリーズ完(次回は谷川岳)



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