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甲斐駒ヶ岳 episode-4 ~Japanese 100 Great Mountains~

テント場を出発して4時間半程かかり、ようやく標高2,967mの甲斐駒ヶ岳山頂に到着しました。

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途中で何度か会っている男性が座って休んでいて、思わずお互いに笑顔でコンタクトを取りました。

空は雲に覆われてきましたが、深田久弥の著書の中ではアルプスの中でも最も美しい山頂と讃えられたように、ここからの眺めは申し分ありません。特に日本一の標高を誇る富士山と二番目の北岳が一度に眺められるのは素晴らしかったです。

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信仰の山でもあるので石造りの祠もありました。

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山頂から北へ進む鋸岳へは容易には行けません。

下山はマキ道で遠回りして、ゆっくりと砂地を歩いて行くことにしました。山頂から少し降りたところに摩利支天と呼ばれる場所があるので寄ってみると、石碑や仏像や剣などが祀ってありました。摩利支天とは仏教の守護神ですが、山岳信仰の山では一峰がこのように呼ばれる場合があります。

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少し先に出発した男性に追いつこうとしましたが、道は砂で滑りやすく距離はなかなか縮まらず結局会えませんでした。

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この辺りの花崗岩の地面には気になる線がありましたが、地層の跡でした。

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ようやく駒津峰に戻ってくると、人気もなく寝そべって休みました。ここからテント場へは登ってきた道を行けば早く戻れますが、同じ道を通るより北沢峠まで降りてから戻る別のルートを選びました。

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山頂では曇ってましたが少し晴れてきました。
 
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手前の双子山を超えて北沢峠へ戻ります。

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無造作に山頂標識が立っている双子山を通過し、どんどん高度を下げていきます。

前日に巨大な台風が通過したのですが、その影響で木が裂けていたり巨木が倒れて完全に登山道を塞いでいたりとかなり爪痕が残っていて、台風の勢力の大きさを物語っていました。

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episode-5へつづく



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甲斐駒ヶ岳 episode-3 ~Japanese 100 Great Mountains~

ほとんど登山者もいなくて静かな登山を楽しんでいました。急な道が続くので休みながら登って行くと、途中で一人の登山者が抜いて行きました。(←翌日、テント場で親しくなりました)

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景色を見て休憩しながら登っていきます。

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そして、仙水峠から1時間45分程で駒津峰という眺めのいい広い場所に出ました。雲がだいぶ出てきましたが、これから登る甲斐駒ヶ岳はもちろん、富士山や北岳まで見えています。

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六合目にもなるようです。
 
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目の前の甲斐駒ヶ岳はピラミッドのように山容が素晴らしく、山頂部は夏でも思わず雪山と見間違える程の白さが際立っていました。

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休憩していると山小屋でテントを張っていた男性が登ってきて再び挨拶をしました。すると、先にいて休んでいた一人の登山者がここから見える山々を我々に教えてくれました。この人は山の麓に住む地元の方で40年ぶりに登ってきたそうです。

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左の方が詳しく教えてくれました。
 
甲斐駒ヶ岳はここから近いように見えて、この先はさらに登りがきつくて、初めて登ったときは大変だったのを覚えています。

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しばらく進んで行くと直登(ほぼ垂直に岩を登っていくルート)とマキ道 (遠回りだけど安全なコース)の分岐点に出て道が分かれます。

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自分にとっては岩登りの方が楽しいので前回と同様に直登ルートを選びました。一見ものすごい絶壁に見えますが、手足を掛けられる場所もしっかりしているので、それ程怖さもなくスリルを楽しみながらよじ登りました。

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直登の岩を登りきると緩い岩場になり、そのうち地面が白い砂地に変わってきました。この辺りは地面が崩れ落ちる感じなので登りにくいですが、ルートの目印となる赤いペンキやピンクのテープを頼りに一歩一歩登っていきました。

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石の目印は転がったら大丈夫なのでしょうか!?


episode-4へつづく



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甲斐駒ヶ岳 episode-2 ~Japanese 100 Great Mountains~

 広河原から北沢峠に向かうバスはほぼ満席状態で8時に出発しました。よく晴れていてバスからは甲斐駒ヶ岳が綺麗に眺められ、25分で終点の北沢峠に到着しました。

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左手に見える仙丈ヶ岳と
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右手に見えるこの日登る予定の甲斐駒ヶ岳
 
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こちらのバスに乗ってきました。
 
北沢峠からテント泊する場所までは10分程歩いて向かいます。前に一人の男性も同じ方向に向かっていたので声をかけると泊まる場所は違いますが、ほぼ同じ行程だったので話しながら行きました。

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テントを張る長衛小屋に着き、この男性はもう少し登った山小屋に泊まるということでここで別れました。受付を済ませてテント場まで向かうと100張りできる広いテント場には1つもテントがなかったので意外でした。

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シーズン中はテントでびっしりと埋め尽くされますが、ほぼ貸し切り!?

早速テントを張ることにします。

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川の近くのこの辺りに
 
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テントを設営していると数組の登山者が来て、離れた場所にテントを張り出しました。

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テントが完成すると必要ない荷物は置いて、9時半頃に出発しました。天気は快晴で荷物も軽く、気持ちのいい登山が出来そうです。

まずは、川沿いにトレッキングのように歩いて行くと、エメラルドグリーン色の綺麗な池が現れました。南アルプスの天然水を彷彿させるように本当に澄んでいて綺麗でした。

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30分程登ると山小屋(仙水小屋)が見えて、先ほど話した男性がテントを張っていたので挨拶しました。

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その先はゴーロと呼ばれる岩場の斜面が続き、独特な風景が楽しめます。この風景を見て前回は逆回りで登ったのを思い出しました。

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名前のとおりゴロゴロした岩の道がしばらく続きます。
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振り向くと今来た北沢峠方面は綺麗な青空が広がっていました。

しばらく進むと左斜め前方に甲斐駒ヶ岳が見えてきました。青空を背景に白い山頂はよく映えて存在感がありました。仙水峠に着くと、ここからは急な登りになるので十分に休憩を取りました。

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episode-3へつづく



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甲斐駒ヶ岳 episode-1 ~Japanese 100 Great Mountains~

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳は北沢峠を基点として、1泊2日で両方登れる南アルプスを代表する3,000m級の山です。好対照の山で前者は花崗岩に覆われた男性的な山と言われるのに対し、後者は南アルプスの女王と讃えられる花の名峰です。

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以前、日帰りで甲斐駒ヶ岳だけ登ったことがありますが、今回はテント泊でこの2つの山に登る計画を立てました。テント泊はどうしても荷物が重くなりますが、なんといっても周囲の干渉を受けず、マイペースで過ごせるというメリットがあります。また、宿泊料金も山小屋に泊まると1泊2食で平均8,000円程ですが、テントの場合は約500円と経済的にもこの差は魅力的です。もちろん山小屋ならではの良さもあるので、色々な状況で使い分けています。

南アルプスへはマイカー規制があり、途中で公共交通機関に乗り換えて向かうことになります。前日にSAで車中泊をして、マイカーを駐車する芦安へ5時頃到着しました。

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だいぶ明るくなっていて、車も結構止まっていました。

5時半発のバスで次の目的地となる広河原まで行くのですが、乗り合いタクシーも数台待っていて人数が集まるとバスよりも早く出発してくれます。準備をして外に出るとタクシーの運転手が声を掛けてきて、8人程の乗り合いタクシーで出発しました。

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バス料金とほとんど変わらず早く行けるのでありがたい。

運転手がガイドして写真スポットなどで止まったりしながら、40分程乗って広河原へ到着しました。

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北岳が臨める場所に止まってくれました。
 W1440Q70_20180906_054430.jpg W1440Q70_20180906_054446.jpg天皇皇后両陛下もここから御覧になったという石碑が建っていました。


日本で2番目に高い北岳はここ広河原が出発点となりますが、甲斐駒ヶ岳へは再びバスに乗り換えなければなりません。しかも平日ダイヤだったので出発まで1時間半以上もあり、広い待合室で本を読んだり、地図を見て待ちました。

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episode-2へつづく



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Japanese 100 Great Mountains VOL.3

百名山踏破を目指す「百名山ピークハント」Vol.3が刊行されました。

11座目から15座目までの5座が収録されています。

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■大菩薩嶺(山梨県)
百名山がすべて記載されている暖簾を購入し、全山を制覇する日に思いを馳せ。

■霧ヶ峰(長野県)
人けのない広大な雪山を贅沢に独占し、雪景色を存分に満喫し。

■日光白根山(群馬県)
では、断崖絶壁に肝を冷やし、初めてカメラを紛失する危機にも見舞われた。

■巻機山(新潟県、群馬県)
偽の山頂に惑わされず、真の山頂を極める。

■金峰山(山梨県)
山頂の「五丈石」を晴天で見るために短期間に2度登山し、この巨岩の登頂にも挑む。その結果は……?


The BBBサイトから無料でダウンロード出来ます。


プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
※毎週木曜更新

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