常念岳 episode-1/7 ~Japanese 100 Great Mountains~

関東近辺や南アルプスを登山するときはマイカーで行くことが多いですが、北アルプスへ行くには高速バスを利用することもあります。

公共交通機関を利用して行くと、移動中は自由に過ごせるということだけでなく、登山口を気にせず山から山へ縦走が出来るメリットがあります。つまり登りの登山口とは別の登山口に降りられるので、行程も広がるわけです。

今回は北アルプスの中でも、入門コースとも言われる常念岳へ行ってきました。登山口となる中房温泉から燕岳-大天井岳-常念岳-蝶ヶ岳-上高地までを縦走し、その素晴らしい景観からアルプスパノラマ銀座と呼ばれる人気のルートです。

というわけで、かなりボリュームが多くなってしまいましたが、常念岳シリーズです!


バスタ新宿から約4時間近くかけて、長野県の安曇野穂高へ向かいました。このバスタ新宿は2016年に完成し、1日1600本近くのバスが発着するという巨大バスターミナルです。
今回、初めて利用しましたが、これまでの乗り場を考えるとアクセスも施設も非常に快適でした。
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以前は都庁から乗っていましたが、新宿駅南口に出来て、JR駅からも直結していてありがたい。
 
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チケット売り場、バス乗り場である4Fへ。

当初は夜行バスで早朝に着いて、すぐに登る計画していましたが満席だった為、15:05発の便に変更して、ホテルに泊まりゆっくりと夜を過ごすことにしました。
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バスの席は空席も多くて、リラックスして過ごせました。前日まで全国的に天候不良でしたが、明日からは回復しそうで、バスから見る空も晴れ渡っています。

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移動中は山の地図を見てルートや行程時間を検討したり、読書をして過ごしました。

今回の山行は地図でいうとこんな感じです。

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スタートの中房温泉からゴールの上高地まで、北アルプスを縦走します。4つの山の頂に登って、大天井岳と蝶ヶ岳の山小屋に泊まる予定です。

途中にサービスエリアで2回休憩して、19時頃に安曇野穂高に到着。
W1440Q70_20170912_185703.jpg バスを降りると穂高神社の鳥居が。少し入ってみましたがさすがに暗いので、明日また来てみましょう。

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駅の様子も見に。

そして、初めての街を散策しながらホテルに向かいました。
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駅から10分ぐらい歩きますが、静かで綺麗なホテルです。

一度チェックインして、再び外に繰り出します。せっかく知らない街に来たので、地元で食べたい。駅前はあまりお店はなくてだいぶ限られていましたが、美味しそうなお店がありました。

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お薦めを聞いて頼んだローストビーフとパクチーのサラダ。

平日の夜ということもあって、お店の客も数人で静かな時間を過ごしました。



episode-2/7へつづく



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武尊山 episode-3/3 ~Japanese 100 Great Mountains~

武尊山主峰である 沖武尊の頂上から見える剣ヶ峰は、一段と突き出ているため、ひときわ目立っていますが、この日は雲が多く、流れる雲で見え隠れしていました。

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この山頂から剣ヶ峰を超えて、周回する感じで登山口へ下山していきます。登りほど急な斜面はありませんが、慎重に下っていきます。
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途中、背丈程ある笹の間の細い道を通りますが、笹の奥でカサカサと物音がしているのが気になっていました。まさか熊でもいるのかなという考えが一瞬過ぎりましたが、気にせずどんどん下山していきました。
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明らかに側に何かいる音が・・


すると、トレイルランニングをしている人が下から登ってきて、真剣な顔で「この先で熊を見かけたので気を付けてください。」と言われました。

あの笹の中の音が熊だったかどうかは分かりませんが、ぞっとしました。これまで山で熊に遭遇したことはありません。

まずは音を立てるものを考えましたが、今回、クマ除けベルを置いてきたことを後悔しました。

このまま何もせずに進むのは不安もあったので、以前、丹沢に登ったとき、途中で話した人に熊に出会った話を聞いたことを思い出しました。その人は熊に遭遇したとき何も持ってなかったので、空気を入れた紙袋を叩いて大きい音を出して追い払ったそうで、「いざというときは覚えておくといいよ」と言われました。

そこで、行動食用のパンの袋を用意して、いつでも大きい音を立てる状態にして、ヒヤヒヤしながら下山しました。まさかあのときのアドバイスを実際に実践することになろうとは思いもよりませんでした。W1440Q70_20170810_111032.jpg
空気を入れていつでも音を出せる状態にしておきます

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登山口から周回して戻ってきました。


結局、熊には遭遇しないで無事に下山することが出来ましたが、これからはクマ除けベルは常備しておこうと思いました。
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武尊山シリーズ完(次回は北アルプス・常念岳)



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武尊山 episode-2/3 ~Japanese 100 Great Mountains~

武尊山は修験道の山です。 一昔前までは女人禁制で岩場の登りが厳しく、アプローチに標高差1000m以上あり、元々普通の人が登れる山とは言えませんでした。今でも百名山巡りのハイカーに混ざって、「六根清浄」を唱えながら登る白装束の集団に出会ったりする信仰の山でもあります。

その頂上はそこそこ広く登頂したときは誰もいませんでしたが、すぐに数人の登山者が登ってきました。
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頂上からの眺めは抜群です。
天気はいいですが雲が多くて、尖がって目立つ剣ヶ峰も目を離すと一瞬で雲の中に隠れたりします。
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食事して周辺の花を撮ったりして、ゆっくり過ごしました。
W1440Q70_20170810_092245.jpgヤマホタルブクロ

W1440Q70_P8101865.jpgアキノキリンソウ?

この武尊山の山頂から少し進んだところに、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像 が建てられてあります。また、1時間半ほど下った前武尊にはもっと大きな日本武尊の像があります。

その昔、武尊山には北アルプスの穂高連峰と同じ穂高見命(ホタカミノミコト)という神が祀られていて、「保鷹山」「穂高山」などと違う漢字で記されていた時代があったと言います。 
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片目だけ開いていて、表情は怖い・・

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東方征伐時にこの山に立ち寄ったエピソードから「武尊」の漢字を当てたのが現在の山の名前とされています。武尊と書いて「タケル」とは読まずに、「ホタカ」と読むのは、この山を知らない人ではまず無理だと思います。


今回利用した武尊神社の登山口のすぐ下には「裏見ノ滝」と呼ばれる落差80mの豪快な滝があり、文字どおり滝の裏側を通れて滝を裏から見ることが出来ますが、この滝に日本武尊が立ち寄って水垢離 (みずごり)をしたという伝説が残っています。

下山後はだいぶ疲れていましたが、時間も余裕があったので遊歩道を歩いてみました。裏から見る滝も迫力がありました。
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episode-3/3へつづく



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武尊山 episode-1/3 ~Japanese 100 Great Mountains~

武尊山(ほたかやま)は群馬県の北部にそびえ、沖武尊を主峰とするいくつかの峰と広い裾野を持つ独立火山で、山頂からの展望も素晴らしい山として知られています。山の名前については、初見でこれを「ほたか」と読むのは困難でしょう。「ほたか」というと北アルプスの穂高岳 を連想するので、区別するためによく上州武尊山と呼ばれたりします。

W1440Q70_P8101709.jpg明け方には登山口に到着するつもりで深夜に出発します。


登山道はいくつかありますが、どのルートも日帰り登山としては結構きつく、公共交通機関は使えないのでタクシーかマイカーを利用して行くことになります。今回は首都圏からアクセスもいい武尊神社のある登山口から登ることにしました。

W1440Q70_20170810_053056.jpg 左上の武尊神社から出発して、武尊山を周回する感じで登ります。

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ここの登山口は隣にキャンプ場があるので、ここを利用して前泊すれば余裕のある登山となるでしょう。すぐ近くにある有名な谷川岳と比べると格段に人が少なく、静かな登山が楽しめます。

6時前に武尊神社を出発してしばらく 平坦な道を進んで行くと、40分程で武尊山と剣ヶ峰の分岐点に出ます。周回するのでどっちに進んでも良いのですが、岩場の登りを楽しみたかったので武尊山方面へ向かいました。
W1440Q70_20170810_061044.jpg W1440Q70_20170810_062955.jpg 武尊山山頂と剣ヶ峰の分岐点

W1440Q70_20170810_063417.jpg 反時計回りに武尊山山頂を目指します。

このコースの面白いところは、鎖、ロープ、梯子がある急斜面な岩場が続くところです。一見すると危なくてきつそうですが、足場もしっかりしているので十分注意して登れば問題なく、一気に標高を稼げるので単純な登山道よりもスリリングな登りを味わえます。
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岩場を登りきると開けた眺望です!
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頂上までの最後の登りは一面のシャクナゲに覆われ、そこを超えて2158mの山頂に達すると360度開けている雄大な展望と山の形をした特徴のある山頂標識が待っています。
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episode-2/3へつづく



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会津駒ヶ岳 episode-4/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

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お昼過ぎには下山して、まずやることは温泉を探すことです。 
駐車場は登山口より下の方まで停められていて、だいぶ増えていました。

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登山口の道路から一般道に出るところに看板があります。

W1440Q70_20170720_122118.jpg登山口近くにはいくつか温泉があるので、下山後の入浴に困ることはありません。

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車で数分の「燧の湯」は解放感がある露天風呂もあって、そこで汗を流しました。

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露天風呂は森林を見ながらくつろげました。


だいぶお腹も空いてきたので食事を取ることにしましたが、ここ檜枝岐村(ひのえまたむら)でぜひとも食べたい料理がありました。それは、山人(やもうど)料理と呼ばれる郷土料理です。
高地にある檜枝岐村は稲作には適さず、山菜やキノコ、山や川の生き物、寒冷地でもよく育つ蕎麦などを使った料理が生み出され、現在まで引き継がれてきました。これは山に入って働く男性のために、女性たちが限られた食材で工夫を凝らした料理です。

いくつか山人料理の看板を掲げたお店がありましたが、目についた一軒のお店に入りました。
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お昼はそばのメニューだったので、裁ちそば、はっとうのそば定食を頼みました。どちらもまだ食べたことがありません。
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「裁ちそば」は伸ばしたそば生地を折らずに何枚も重ねて切っているためコシがあって非常に美味しくいただきました。そば粉ともち米を練り、えごまやきな粉をつけたモチモチとした食感の「はっとう」なども堪能しました。

ちなみに、その「はっとう」の由来はメニューに載っていました。
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登山後はつい高カロリーなものを食べたくなりますが、このさっぱりした蕎麦はとても美味しく、登山後でもアリだなと思いました。また、メニューにはなく食べられませんでしたが、山の沢に生息する山椒魚も名物で塩焼き、唐揚げ、天ぷらといった形で食べられています。

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途中の土産物屋にはサンショウウオの燻製がありました。


会津の奥に位置する秘境のような檜枝岐村には素朴な味わいと山に生きる人の温もりが感じられ、日帰りにするにはもったいないので民宿を利用してまた来たいと思います。

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会津駒ヶ岳シリーズ完(次回は武尊山)



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プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
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