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浅間山 episode-1 ~Japanese 100 Great Mountains~

浅間山はこれまで何度も噴火を繰り返してきた活火山で、近年では2015年6月に噴火が発生しています。入山に対して噴火警戒レベルというものがあり、それによって登山できる範囲が異なってきます。

2018年の夏、3年ぶりにこのレベルが2から1に変更になり、山頂1km圏内にある前掛山の山頂(標高2524m) までの登山が可能となりました。この浅間山のような活火山は登れるタイミングを逃すと噴火によってまたいつ入山の規制がかかるか分からないので、レベル1の今のうちに登ることにしました。

浅間山は長野県と群馬県の境に位置し、東京からだと日帰りでも登ってこれます。その日、明け方のまだ薄暗いうちに登山口となる車坂峠へ車を走らせていると、晴れの予報でしたが空は雲に覆われていたので天気が心配になりました。

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ちょっと天気が心配です

さらに、山道に入ると周囲は霧に包まれてしまい、写真も撮れないのではと思い一瞬今日の登山を躊躇しましたが、折角ここまで来たのだから、とりあえず登山口へ向かいました。

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視界も悪くなってきましたが、

車でヘアピンカーブの坂道をしばらく登っていくと、急に霧を抜けて眼下には雲海が広がっていたのでとても驚きました。この見事な雲海に見とれてしまい、車道に車を停めてしばらく夢中になって写真を撮りました。

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さらに車を走らせ、見晴らしがいい場所にある高峰高原ホテルの駐車場まで行き、そこで太陽が昇るにつれて少しずつ雲海の色が変わってくるのを楽しみました。

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はるか遠くに富士山の姿も分かりました


episode-2へつづく



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那須岳 episode-5 ~Japanese 100 Great Mountains~

三本槍岳から下山して最初の山小屋へ戻ってくると、登山者はかなり増えて賑わっていました。駐車場からはきつい登りもなく軽装で来れるので、犬を連れて来ている人もいました。

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山小屋へ戻るルートから見える茶臼岳
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今朝、日の出を見た山小屋へ戻ってきました

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山の麓の方はまだまだ紅葉が綺麗です
 
明け方、登って来るときは暗くて周囲の景色は分かりませんでしたが、この辺はまだ紅葉も残っていて綺麗でした。山頂に登らなくてもこの辺を歩いたり、ロープウェイに乗るだけでも那須岳の紅葉を見に来る価値はあると思いました。

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今日も無事に下山することが出来ました

この辺りは温泉郷なので下山後はもちろん温泉に寄って帰ります。途中で「殺生石」 と呼ばれる場所があったので寄ってみました。この付近一帯には有毒なガスが噴出していて、鳥獣が近づけば命を奪う石として古くから知られ、噴出量が多いときは立ち入りが規制されます。

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硫黄の臭気が漂っていました

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国指定名勝、県指定史跡の「殺生石」
その昔、狐が絶世の美女に化けて鳥羽上皇の寵愛を受けていましたが、陰陽師に正体を見破られて、軍勢に攻められて毒石に化けました。そして、近づく人や動物等の命を奪っていましたが、玄翁和尚によって打ち砕かれ、その1つがこの地に飛来したという伝説が残っています

そして、同じ敷地にある「千体地蔵」にも目を惹かれました。

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衆生の平安を祈って、大きな御手をしているそうです

かつて松尾芭蕉がここを訪れ、「奥の細道」にもその様子が記されていて、詠まれた歌の石碑がありました。

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温泉は「鹿の湯」という源泉かけ流しの温泉に行きました。狩りで射損じた鹿を追ってくと鹿が傷ついた体を温泉で癒していたからその名が付いたという7世紀に開湯した歴史ある温泉です。

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年季の入った木造の建物は風情があり、乳白色の濁り湯はいかにも肌に良さそうでした。入るまでは分かりませんでしたが、ここは硫黄湯で泡立ちにくく、床も滑りやすくなるので石鹸やシャンプーは使用禁止とのことでした。それでも入浴前にお湯だけで体を洗い、高温のお湯に浸かると気持ち良くて癒されました。

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※鹿の湯公式HPより

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前回の登山では雨の中を下山しましたが、今回は天気にも恵まれて気持ちのいい登山を楽しむことが出来ました。


那須岳シリーズ完(次回は浅間山)



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那須岳 episode-4 ~Japanese 100 Great Mountains~

続いて目指すのは、既に噴火活動を終えていると言われる朝日岳と三本槍岳です。

W1440Q70_PA220229.jpg向かう途中、登山道のすぐ横でも蒸気が出ていました 

今朝、日の出を見た山小屋へ戻り、反対方面のゴツゴツした火山特有の険しい岩場を登っていきます。

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この場所から日の出を見ました
 
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麓の方は少し色づいています
 
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振り返ると、先ほど登ってきた茶臼岳の全容が分かります

危険な個所は手すりや鎖などで整備されているので、幅広い年代の登山者がいました。 

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朝日の肩と呼ばれる場所に着き、ここで朝日岳と三本槍岳へ道が別れます。

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まずは、すぐ近くの朝日岳に登ることにしました。山頂は鋭く尖ったシルエットで、数人が登頂しているのが分かりました。

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この山頂からの見晴らしも素晴らしく、平日にもかかわらず下の駐車場はほぼ満車になっていました。さすが、この時期は紅葉を見るために曜日に関係なく多くの方が訪れるようです。

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朝日岳で十分に景色を楽しんだ後は朝日の肩に戻って、三本槍岳へ向かいました。この三本槍岳は標高が1917mで那須岳の最高峰です。名前の由来は江戸時代にこの峰で境界を接する三藩が定期的に山頂に槍を立てたことにちなんでいます。

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緩やかな道が続き頂上もすぐその先かと思っていましたが、予想に反して長い距離でした。ここまで登った火山の岩場とは異なり樹林帯の道を進んで行きましたが、登山道は霜が溶けて泥水になっていたので歩くのに苦労しました。
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ウェアラブルカメラでワイドな写真も

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緩やかな道ですが、まだまだ続くようです

山頂まで距離があるためか、登山者はあまり多くはいませんでした。朝日の肩からは1時間以上かかってようやく山頂に着きました。何組か登山者がいましたが、山頂は平坦でスペースがあったので余裕をもって休むことが出来ました。

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裾野の方の紅葉が見事で、北の方角に見える猪苗代湖の風力発電用の風車も見えました。

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W1440Q70_PA220386.jpgズームで撮ると風車が分かりました


episode-5へつづく



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那須岳 episode-3 ~Japanese 100 Great Mountains~

茶臼岳の山頂付近はお鉢巡りが出来るようになっていて、山頂標識がある場所には祠や鳥居があって、信仰の山ということを感じます。

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日の出を見た山小屋が見えます

山頂にある一番高い岩の上に登ると、360度見渡す限りの絶景で山々の間に見える雲海は幻想的でした。

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今回の登山で初めてウェアラブルカメラを持ってきました。棒を使って高い場所からワイドな迫力ある写真や動画 が撮れるので前から気になっていたアイテムです。魚眼レンズのようになっているので広大な景色を感じさせる写真が撮れて、通常のレンズとは違った楽しみがありました。

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茶臼岳を登頂した後は紅葉の見応えがあるという姥ヶ平(うばがだいら)へ向かう予定ですが、その前にロープウェイの山頂駅に寄りました。というのも那須岳には登山口とこの山頂駅にしかトイレがないので、ここで行かないと後々困ることになります。

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ロープウェイはまだ動いてなく、山頂駅は閑散としていました。

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下の駐車場はほぼ満車になっていました

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それから、40分程歩いて姥ヶ平に来ましたが、紅葉どころか葉はほとんど散って枝だけの状態でした。山の麓の方はまだ色付いていましたが、10月初旬頃は見頃だったようなのに山の季節の移り変わりの早さを感じました。

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右の茶臼岳から降りてきました

茶臼岳は現在も活動中の火山で、コースを引き返すと牛ヶ窪という分岐点では茶臼岳の山腹から勢いよく蒸気が噴出しているのが見えました。

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そこは登山道の真上にあり、下を通ると、「ゴーー」という音が聞こえてきました。噴気孔はいくつもありましたが、ここが一番迫力があり、自然の脅威を感じることが出来ました。

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episode-4へつづく



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那須岳 episode-2 ~Japanese 100 Great Mountains~

真っ暗な道をヘッドライトの明かりを頼りに進んで行くと、背にしている街の方の空が綺麗なグラデーションに変わってきました。

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周囲もだんだんと明るくなり、山の形もうっすら見えてきました。那須岳は活火山でゴツゴツとした岩肌の道になっていて、どこかの惑星に降り立ったような錯覚になってきます。

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まずは、この先の山小屋まで向かいます
 
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右端の山小屋まで緩やかな坂が続きます

しばらく登って行くと日の出方向が一層明るくなってきました。この先にある山小屋からご来光を眺めたいと思い少しペースをあげて、登り始めて50分程で到着しました。

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日の出を見るにはベストな場所で、振り返るとあまりの美しさに思わず涙が出そうになりました。静寂な中、日の出を拝んで自然の壮大さを感じることが出来ました。

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山肌も赤みを帯びて目を覚まします
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この先は登る山によって道が正反対に別れます。
那須岳とは三本槍岳(1917m)、朝日岳(1896m)、茶臼岳(1915m)等の総称で今回は3座とも登る目的で、まずは茶臼岳を目指しました。茶臼岳はロープウェイで8合目まで来れるので、ロープウェイが動き出すと多くの登山者で混んでしまう為、その前に登頂するつもりです。

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山小屋の向こうの尾根は三本槍岳、朝日岳へと続きます
 
茶臼岳は女性で初めてエベレストに登頂した故田部井淳子氏が初めて登った山で、山の世界に魅せられたという記事を読んだことがあったので、前から登りたいと思っていた山です。

他にいた登山者達は別の山に向かったらしく、茶臼岳に登るのは自分一人でした。荒々しい岩の道を登って行くと硫黄の匂いが漂ってきて火山ということに気付かされ、誰もいない光景はまるで未知な星を探検してるような気分でした。

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episode-3へつづく



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