日光白根山 episode-1/5 ~Japanese 100 Great Mountains~

4月下旬、全国的に晴天の予報が出ている日に登る山を、その前夜に検討していました。前回、断念した標高1977mの谷川岳を真っ先に思いつきましたが、ネットで調べてみるとだいぶ雪も溶けているようで、また雪山を楽しみたいという思いもあって、標高2,578mの日光白根山に行くことにしました。

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明け方の東北自動車道。予報どおり、一日晴天になりそうです。

日光白根山はロープウェイを利用して、その山頂駅からも登頂することも出来ますが、この時期はロープウェイも運航してないので、人も少なく静かな登山が期待できそうなところも決め手となりました。 

大型連休となるGWの始まりでしたが、夜中に出発したおかげで混雑しそうな日光のいろは坂や中禅寺湖もスムーズに通過して登山口まで快適に着くことが出来ました。

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いろは坂も6時台はさすがに空いています。
  
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中禅寺湖の鳥居を超えて、登山口へ向かいます。

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まだ寒い朝でしたが、湖に入って釣りをしている人も何人か見かけました。

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登山口へ向かう途中、何回かサルと出くわしました。逃げる気配もなし。
 
6:30頃、登山口に到着しました。
ここの標高は1735mで、スタート地点から雪道で始まっていました。

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既に数台の車が停まっていました。
 
しばらくは雪の平地が続き、雪に覆われた雑木林を登っていきます。木の枝に付いている目印を頼りに進みますが分かりにくい箇所もあり、雪のトレースがなければ少し迷ったかもしれません。出来るだけ踏み固められた雪道を進んで行きますが、それでもたまに踏み抜きをしてしまいます。

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スタート地点から数分も歩くと日光国立公園に出ます。
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しばらくは平地の樹林帯を歩いて行きます。

踏み抜きとは、雪道を歩行中に足がすっぽり雪の中に埋まってしまうことで、沈み込んだ足を引き抜くたびに余分な体力を消耗してしまうので、出来るだけ避けたいものです。思っていた以上に雪が深くて、踏み抜くと股まですっぽりと埋まってしまう箇所もありました。

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段々と急になってきます。目印が分からずに足跡を頼りに行くこともしばしば。

徐々に急な登りになって、2時間近く登って、弥陀ヶ池(みだがいけ)へと出ました。この池は水面が凍っていて、正面には日光白根山がそびえ立ち、一息つくには格好の場所です
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水面が凍っている弥陀ヶ池。
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正面には日光白根山が聳え立ち、その頂上を目指します。


episode-2/5へつづく



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霧ヶ峰 episode-4/4 ~Japanese 100 Great Mountains

車山という名称は諏訪湖側から見ると大八車の形に似ていることに由来するそうです。その車山の山頂にある気象レーダーは富士山で観測していた気象レーダーの代わりとして1999年に設置されました。それまでは1964年から富士山のレーダードームで観測を行っていましたが、静岡県と長野県の車山の2ヵ所で代替することにより1999年に運用を終えました。

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ずっと見えていたドームはこんな感じで、存在感がありました。

この白い円形のドームの中では直径4mのアンテナが回転しながら電波を発射し風を測定して観測を行っていますが、この観測所は東京にある気象庁から遠隔操作を行っているので、通常この施設は無人です。観測されるデータは日々の天気予報をはじめ、集中豪雨などによる災害を未然に防ぐための防災気象情報の発表に利用されます。また、この円形の覆いはレドームと呼ばれ、風や雨、太陽光線などの自然環境からアンテナを保護する役割があります。

そして、気象レーダーの奥には車山神社がありました。小さい祠などを山頂で見かけることはたまにありますが、この車山神社は鳥居をくぐると4本の御柱で囲まれた社殿があり、山頂にあるものとしては大きな神社 だと思いました。日本の高度成長期にこの地域もドライブやスキーを目的にした観光産業が進んできましたが、この車山神社は時代の変遷によって、現在ではここに訪れる人たちと住民の安全を願ってあがめられています。

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鳥居をくぐった先にある大きな社殿。

だいぶ太陽も傾いて風も強くなってきて、カメラを持つ手が凍えてきましたが、遅く登ったこともあって、日が沈む前の静かな山頂の様子を堪能出来ました。 

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下山すると駐車場には自分の車だけでした。 

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今度は夏の霧ヶ峰に来てみたいと思います。



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霧ヶ峰 episode-3/4 ~Japanese 100 Great Mountains

喋々深山からの先は所々にスキー板の跡がありましたが、人が歩いた様子はなかったので、綺麗に積もった雪の上を歩いて行きました。

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ちょっと歩くのがもったいない気もします

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車山と八島ヶ原湿原の中間地点の「物見岩」

たまに膝ぐらいまで雪の中に埋まることもあり、どこが道なのか分からないまま湿原方面に向かいました。といっても相変わらず見晴らしはいいので迷うこともありません。

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今は雪原になっている八島ヶ原湿原へ

歩いていると、雪の上に動物の足跡が続いているのを発見することもあり、いつどんな動物が通ったのかを想像して楽しみました。

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辿ってみましたが草叢で分からなくなりました

湿原の周囲はニホンジカが入れないようにフェンスで囲まれ、環境が守られていました。この先へ進むときは自分で鍵を開けてフェンスを通過し、また鍵を閉めて進みます。この時期の湿原は雪に覆われ、非常に広大で開放的でしたが、やはり高山植物が咲き誇る夏にまた来たいと思いました。

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シカの侵入を防ぐ防護柵

湿原沿いの通路を一人で黙々と歩いて進みます。これだけ遠くにいても、車山山頂の気象レーダーが目に入るので、現在地で迷う心配はありません。

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また動物の足跡が現れました。

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先ほどのとは形が違っています。何の動物なんでしょう?

こうして、たっぷりと3時間近いスノーハイクを楽しんでスタート地点の車山肩へ戻ってきました。

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登りきるまでの傾斜が意外と長い
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駐車場まで戻ってきました

16時頃でしたが、空はまだ明るく、後は頂上に登るだけなので、ザックを下ろして身軽になってカメラだけ持って登りました。

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丘を周回する感じで1時間ぐらい歩きます。

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そして、ずっと目に入っていた気象レーダーの前にようやく辿り着きました。

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頂上からは雲に覆われた八ヶ岳、南アルプス、浅間山が綺麗に見え、今日歩いたコースも分かりました。

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頂上付近だけ雲に覆われた八ヶ岳
 
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形の綺麗な浅間山
 
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今日歩いたコースがよく分かります。

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霧ヶ峰の最高峰「車山」


episode-4/4へつづく



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霧ヶ峰 episode-2/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

霧ヶ峰は標高1925mの車山を最高峰とし、なだらかな山々が連なり、登山というよりハイキングを楽しめるという感じの山です。
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3~4時間あれば楽しめる散策コースです。
 map.jpg現在地の車山肩から車山湿原の右を通り、喋々深山を超え、八島ヶ原湿原に向かって戻ってくる予定です。

山頂へはロープウェイやリフトを使って登れますし、この駐車場からでも緩やかな坂を登れば1時間もかからずに 簡単に辿り着けます。その車山の山頂には気象レーダードームが設置してあり、その円形の白い建造物 はどこからでも目立つ存在となっています。
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どこからでも目立つ気象レーダードーム

既にお昼の12時は過ぎていましたが、この一帯は見晴らしが良く、コースも分かり易いので特に不安はありません。雪もそれ程積もっていなく、登山というよりはスノーハイクを楽しみました。

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まずは標高1836mの喋々深山へ向かいます。道は板で整備されていて、その上に雪が10cm程積もった道を登っていきます。急な登りもなく、数十分で山頂に着きました。

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登山道も整備されていて、雪もそれ程ないので歩きやすい。

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緩やかな傾斜を登っていくとすぐ頂上です。

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後ろに見えるのは百名山のひとつ浅間山

山頂は広く見晴らしも抜群です。ほとんど雪で覆われていたので、飛び出た岩に荷物を置いて簡単に食事を取りました。夏は涼しく観光客も多いのでしょうが、1組の家族しかいなくて、冬は静かで雪景色もいいものでした。

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山頂で十分に景色を楽しんだ後は、この先の八島ヶ原湿原に向かいます。この八島ヶ原湿原をはじめとする霧ヶ峰の湿原は国の天然記念物に指定されており、夏には高山植物が咲き乱れ、その数は数百種類にも及びます。

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元々人は少なく、湿原方面へは行ってないようです。


episode-3/4へつづく



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霧ヶ峰 episode-1/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

雪の谷川岳に登りたくて、 数日前から天気予報を気にかけていました。3月下旬に雨が続きましたが、ようやく晴れそうな日が来たので、そこに合わせて向かうことにしました。

当日も天気予報で谷川岳のある群馬県は朝から晴れの予報でしたが、山専用の天気予報サイトでは谷川岳が悪天候になっていました。しかし、山の天気は変わりやすく、晴れるのを期待して、とりあえず向かうことに。
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高速のSAからは西の空がよく晴れてます。

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天候に恵まれることが少ない谷川岳へ向かいます。

W1440Q70_20180323_081732.jpg天気は持ち応えている感じですが、
 
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谷川岳の登山指数は3段階の最も低い「C」

谷川岳への一般的なルートはロープウェイで天神平まで行き、そこから2時間半程で山頂へ辿り着けます。

車での移動中は天気も良かったのですが、ロープウェイ乗り場へ着くと雪が舞い、ロープウェイの先は真っ白で何も見えない状態でした。

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ロープウェイの先の天神平は真っ白。

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外に出てもこの雪では写真も撮れなそうで、しばらく待って断念することに。

天気予報を見ても午後まで回復する気配はなく、今日の登山は諦めようと思い、戻る車内で行動食で買ったチョコレートをつまんでいました。

しかし、東京方面に向かうと綺麗な青空が広がっているので、やはり山に登りたくなってきました。 再び天気を調べると、八ヶ岳方面は天気も安定しているようで、最も短時間で登れる百名山と言われる霧ヶ峰 なら今からでも間に合いそうでした。そこで、急遽、群馬県から長野県へ移動することにしました。

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戻っているとこんな登山日和なので、長野県へ!
 
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こんな所を通り、3時間近く掛けて大移動。

向かう途中はずっと快晴で谷川岳の天気が不思議に思える程でした。
霧ヶ峰の登山口へ向かうビーナスラインでも青空が晴れ渡り、途中にある展望台で写真を撮りながら標高1800mの車山肩という駐車場までやってきました。

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展望台からは絶景が。
 
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ビーナスラインを走って登山口へ。

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駐車場には数台停まっていました。
 
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霧ヶ峰の登山口の車山肩。深くはないですが、雪はまだまだ残っていました。
 

episode-2/4へつづく



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プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
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