巻機山 episode-4/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

ケルンから御機屋に戻り、反対方向には割引岳という山があります。ここへ行くには雪がまだ多くて、アイゼンが無ければ危険という情報も聞いていたのですが、雪の状態や斜面を見る限り、慎重に進めば問題なさそうです。だいぶ足も疲れていましたが、ここまで来たら行かないわけにはいきません。

W1440Q70_LRM_EXPORT_20180714_044753.jpg アイゼンはないので慎重に進みます。

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途中で割引岳の全容が見れますが、険しく尖がっていて巻機山とは異なる山容で、高度感もあり見晴らしも良かったです。

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割引岳はいかにも「山」という山容で、
 
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最後の登りはなかなか急でした。

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割引岳頂上。

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眼下に広がる町と田園風景。
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割引岳からの眺望を十分に楽しみ、再び御機屋に戻ります。
早朝から登り始めたので、お昼前には下山を始めました。

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登るときに写真を撮った織姫ノ池で再び写真を撮りました。

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W1440Q70_LRM_EXPORT_20180714_044541.jpg 登りとは違って池塘に雲が映り、また違う絵になり天空の楽園といった感じでした。

その後は単調な道をひたすら下っていきます。他の登山者と抜きつ、抜かれつを繰り返して本当に長く感じる下山でした。
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木漏れ日の中、気持ちよく下山します。

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ここは駐車場手前に登山靴の洗い場があったので、助かります。

その後、駐車場で案内があった温泉に行くつもりでしたが、他の登山者も来て混雑すると思ったので、ガイドブックに載っていた他の温泉に向かいました。

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今回利用した温泉、「金城の里」
 
すると、ほぼ同じペースで下山していた男性も来て、同じタイミングで温泉に入りました。
その男性は茨城県から来て、自分と同じように前日の夜に高速のSAで車中泊をしていたそうで、湯船につかりながら、しばらく山談義で盛り上がりました。 

もうすぐ関東地方も梅雨入りするので、今日のような快晴の登山は梅雨明けまで出来そうにありませんが、しばらくは今回の山行の余韻に浸れそうです。

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巻機山 episode-3/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

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奥に見える織姫ノ池でゆっくり撮影した後、頂上を目指して登っていきます。

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整備されている階段の登山道を登って行くと不意に御機屋(おはたや)と呼ばれる山頂広場が現れ、数人の登山者がベンチに腰をおろして休んでいました。

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そこには、1967mと書かれた山頂標識が立っていて、どう見てもここが巻機山の山頂だと思ってしまいます。

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ところが、最高地点となる本当の山頂はここから10分程歩いた別の地点にあります。
事前に調べていたので分かっていましたが、それを知らずにここで下山してしまう登山者もいるそうです。実際に今回そのことを初めて聞いて、驚いている登山者もいました。
せっかくここまで登ってきたのに最高地点を見ないで下山するのはあまりに空し過ぎます。

というわけで、早速この先の本当の山頂を目指しました。

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山頂広場の脇から道が続いています。
 
池塘が点在し開放感がある草原のような道を進んで行くと、、

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そこには石が積まれただけのケルンがあるだけでした。言われなければここが山頂とは分からないでしょう。

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山頂標識が御機屋にあるのは、植生保護のためか、展望がいいからなのかと思いましたが、古くから機織りの神を祀ってき た信仰上の理由により 御機屋を山頂としてきたからだそうです。

さらに、このケルンの先の牛ヶ岳山頂まで向かってみました。

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歩きやすい道が続いていて、一部雪も残っています。

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この先は完全に下り道だったので、ここで引き返します。

この素晴らしい稜線歩きは以前登った会津駒ケ岳(006 会津駒ケ岳 参照)を思い出します。距離的にもそんなに離れていないので、山容が似ていても不思議ではありません。

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なだらかな稜線がよく女性的と形容される巻機山


episode-4/4へつづく



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巻機山 episode-2/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

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眩しい日差しの中、登山スタートです。

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登山口から少し進むと、すぐに分岐点がありコースが2つに分かれていました。
一般の登山者向けの井戸尾根コースと難易度が高い天狗尾根 コースです。後者のコースは規制が多く、また、十分な装備が必要な為、今回は一般のノーマルルートから登ることにしました。

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新緑が眩しい樹林帯の中を登って行くと、1時間程で5合目に着き、そこからは急峻な谷を落ちる滝が見えました。

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写真を撮っていると丁度、谷間から太陽が昇ってきました。

その先の六合目は展望台になっていて、巻機山の隣に位置する割引(われめき)岳 が綺麗に見えて、休憩するには丁度いい場所でした。

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余裕があれば登りたいと思っていた割引岳。

そこから、しばらくは樹林帯を登り、スタートから2時間程で七合目に到着しました。

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ここまで来ると森林限界を超えていて、展望が開けて気持ちよく登れます。

その先は急勾配で、 途中で木の長い階段になり、丹沢山のバカ尾根を思い出しました。

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かなり疲れていましたが、ゆっくり登って9合目に到着。

W1440Q70_P6021310.jpgここには”ニセ巻機山”という標識 も立っているように、当然頂上ではありません。

ここまで来ればそれ程きつい登りはないので、素晴らしい稜線歩きが楽しめます。ここまでは辛い登山道だったので、ここからの景色には特に感動しました。

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少し雪道となって、その先には避難小屋が出てきます。

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W1440Q70_P6021318.jpg綺麗な避難小屋で目の前は雪渓が見れて開放感がありました。

その先には鏡のように空を映し出す織姫ノ池と呼ばれる池塘群が現れます。水芭蕉が咲き、多くの登山者がここで足を止めて写真撮影をしていきます。

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episode-3/4へつづく



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巻機山 episode-1/4 ~Japanese 100 Great Mountains~

梅雨入り前の晴天の日に、日帰りで 往復できる潟県と群馬県の境にある巻機山へ登ってきました。この巻機山は機織姫の伝説が伝わる上越国境の名峰として知られ、2000mに満たない標高ですが、優美で大らかな山容で人をひきつけます。

麓の南魚沼市の旧六日町・塩沢町は古くから織物が盛んで、「山中で機を織る美女を見た」という伝説が麓の集落に残り、それが山名の由来となったと言われており、巻機山は機織りや養蚕の神として地元で信仰されてきました。

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昔、若者が病弱の母のために薬草を探しに山奥に分け入り道に迷ってしまいます。すると、山中で機織りをしている美しい娘と出会います。娘を背負って後ろを振り向かなければ麓まで導くと言われますが、この若者は途中で振り向いてしまい、片目が盲目になってしまったというような伝説が残っています。


前日の夜に高速のSAで車中泊をして、明け方の暗いうちに新潟県に入り、のどかな田園風景を見ながら登山口へ向かいました。

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予定よりも寝過ごしてしまい、かなり明るくなっていました。
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巻機山の看板が見えてきました。
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登山口目指して、どんどん進みます。

4時半頃に到着すると、駐車場は100台程のスペースがある広さで、既に10台以上は止まっていましたが、この早い時間でも次々に車がやってきました。

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天気もよくアクセスもいいので、早朝から登山者が結構いて今日の山は混みそうです。

事前に山の状況を調べたところ一部で雪は残っているようですが、アイゼンやピッケルは必要ない程度らしく、わりと軽い装備で済みました。5時に出発する頃には、もう十分に明るく、朝日が気持ちよかったです。

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episode-2/4へつづく



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日光白根山 episode-5/5 ~Japanese 100 Great Mountain

サイドバッグのチャックが空いていて、さっきシリセードで滑り降りたときに弾みで落としたのに違いありません。これまで登山中にカメラを紛失したことはなかったので、血の気が引くような思いで、かなりショックでした(>_<)

最近撮った山の写真や今日の写真も記録されていますし、何よりもとても気に入っているカメラなので、なんとしても見つけ出すしかありません。

誰か下山して来る人がいれば尋ねようと思いましたが、そのような気配はなく、仕方なく再びアイゼンを装着して、せっかく滑ってきた斜面を登り始めました。

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せっかく滑ってきた、この斜面をまた登ることに。

バッグから飛び出た際に、カメラが滑り落ちたかもしれないので、ゆっくり周囲を見ながら慎重に登っていきます。下山するのに、まだ2時間以上はかかりそうなので、ここで時間を浪費したくはありません。

30分以内には見つけるつもりで、しばらく登っていくと意外にもあっけなく雪道の真ん中に落ちているカメラを発見しました。

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「あ、あったー!」ε-(´∀`*)ホッ
 
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バッテリーも近くに落ちていて、気付いて良かった。

安堵感から思わず力が抜けて、そのまま雪の上に膝まずきました。
それからはもうシリセードをする気にはなれず 雪道を歩いて下山しました。

W1440Q70_20180428_141745.jpg再び五色沼で休憩。

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五色沼でアイゼンを洗いました。

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弥陀ヶ池へ向かう途中で鹿を見つけました。あまり逃げる様子もなく木の陰からこちらの様子を伺っていました。そこからは順調に進んで暗くなる前に下山することが出来ました。
 
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動く気配を感じたので、注意深く見ると一頭の鹿が。
 
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あまり逃げる様子もありません。
 
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登りで進んだ急斜面のコース。
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五色沼からの下りもまだ雪は積もってました。
 
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ようやく登山口に到着。

今回の登山は雪山も楽しめたことはもちろんですが、雪山の急斜面の恐怖やカメラを落としたことなど思い出深い登山となりました。

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ここに立ち寄りして帰りました。


日光白根山シリーズ完(次回は巻機山)



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プロフィール

穂高

Author:穂高
百名山登頂とTOEICスコア900を目指しています

The BBB(facebook版)で「Japanese 100 Great Mountains」連載中
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